“ビッグ3”不在のハリルJ、新たな牽引役として存在感を放つ二人の選手とは?
同じ86年組の本田と岡崎落選を受けて、長友は「覚悟して戦いたい」と心新たに
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、10日にフランスのリールでブラジル代表、14日にベルギーのブルージュでベルギーと国際親善試合を行う。11月シリーズの招集メンバー25人から、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(パチューカ)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)の三人が選外となり、“ビッグ3落選”は海外でも報じられた。そうしたなか、二人の選手がトレーニングで先頭を切って走るなど、チームの牽引役を担うべく大きな存在感を放っている。
一人目はイタリアの名門インテルで長年戦い続けるDF長友佑都だ。代表出場歴は現代表のなかでMF長谷部誠の105試合に次ぐ二番目の99試合で、大台にあと1試合に迫っている。
本田と岡崎は同じ1986年生まれ組の戦友であり、2008年北京五輪をはじめ、10年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)と14年ブラジルW杯でも同じピッチに立つなど、A代表でも長年共闘してきた間柄だ。同世代の二人が代表から外れ、後輩の香川も落選の憂き目に遭ったなか、長友はチームを引っ張る心構えを示すかのようにランニングでは最前列に立った。
「1試合で評価が変わる世界で、生き残り続けることの難しさを改めて痛感します。この試合で結果を残せなければ、次はないと覚悟して戦いたい」と、代表合流前にSNSで綴るなど長友は心を新たにしている。
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