「あいつは“モンスター”だと思った」 伝説の“闘犬”が明かすピルロの知られざる能力
世代別代表からの盟友ガットゥーゾ氏が、現役引退の名手との思い出を語る
6日に現役引退を表明した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロについて、ACミランやイタリア代表で中盤の盟友、あるいは“番犬”としてともにプレーした元代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、その思い出を語っている。そして「知られていないが……」と、ピルロの優れた能力がどこにあったかを明かした。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ピルロとガットゥーゾ氏はイタリアの世代別代表、ACミラン、そしてA代表でともにプレー。年齢はガットゥーゾ氏が一つ上と、同世代で仲の良い関係だった。ガットゥーゾ氏は「ピルロは最高のクソやろ……。いやいや、やめておこう。散々にからかわれたけど、楽しい思い出だ」と冗談交じりに盟友について語り始めた。
ピルロは自伝において、イタリア代表で同僚のMFダニエレ・デ・ロッシなどと、ガットゥーゾ氏を怒らせて部屋に閉じ込めるなど、かなりのイタズラを仕掛けたエピソードを明かしている。時には反撃に出たガットゥーゾ氏から受けた傷がついたまま練習に参加したこともあるというが、ガットゥーゾ氏にとっても良い思い出になっているようだ。
その上でガットゥーゾ氏は、ピルロが38歳になった今までプレーできていたことは、アンダー世代の時代から持つ彼の能力であると明かしている。華麗なテクニックや戦術眼、パスセンスが光る“レジスタ”として一時代を築いたピルロだが、ガットゥーゾ氏は「あまり知られていないが……」と前置きをした上で、その能力を語った。
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