「120%でも勝つのが難しい相手」 乾がイメージする“世界最強”ブラジル攻略の鍵とは
スペインで経験を積むアタッカーが予想する試合展開
バヒド・ハリルホジッチ体制となって初めての“世界最強クラス”との対戦でどのように戦うか――。日本代表の11月シリーズ、ブラジル戦が現地時間10日に迫ってきた。
この一戦で前線のキーマンとなりそうなのが、MF乾貴士(エイバル)だ。持ち前のテクニックだけでなく、前線からの献身的なフォアチェックでも評価を高めている乾は、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めたオーストラリア戦でのプレーをベースに世界最強の相手に挑もうとしている。
「ホントに難しい相手だと思うので、一人ひとりが120%出さないと。それでも勝つのが難しい相手だと思う」
乾はブラジルとの力関係を、正直にこう表現した。FWネイマール(PSG)、FWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)、MFカゼミーロ(レアル・マドリード)、MFコウチーニョ(リバプール)、DFチアゴ・シウバ(PSG)……メンバーリストを見れば、今回のセレソンが“本気モード”であることは十分に分かる。持っている力を出し切ったとしても、厳しい戦いを強いられるであろう相手に対して、日本はどう戦うか。乾が触れたのは、ハリル体制での“ベストゲーム”だ。
「もちろん引く場面も出てくると思いますけど、オーストラリアみたいに前からハメられればチャンスも出てくると思います」
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