“怪物”ロナウドが監督業への転身を否定 「25人の選手が自分を悩ます状況なんて…」

スター選手の“脱税問題”にも言及

 ネイマールの移籍交渉についてこう話したうえで、サッカー界ではスター選手の脱税問題が明るみに出ている現状にも答えを残している。

 ネイマールに加え、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドといった、現代サッカー界の“ビッグ3”が揃って話題を提供してしまっている事柄だが、ロナウド氏は現役時代にそうした状況を避けるためにこそ大金を費やしたと明かしている。

「私は弁護士やその道のプロに、多くの金額を費やしたんだ。それは、この手の問題について全てがクリアになるようにするためだよ。財政面からの風評被害が起きてしまえば、そこから回復するのは簡単なことではない。そういう意味では、二重の問題を抱えてしまうものなんだ」

 ロナウド氏は現役時代に高額年俸を受け取っていた立場だが、金銭の管理をするための“投資”を惜しまなかったと話した。ピッチ上では“怪物”と恐れられた稀代の名ストライカーが大切にしたそうした慎重さは、現在の高額年俸が当たり前になったプレーヤーにとっても教訓となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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