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カンナバーロが天津権健監督を退任 “古巣”広州恒大に帰還する可能性が浮上
天津権健は次期監督候補にパウロ・ソウザをリストアップ
中国超級リーグ、天津権健の監督を務める元イタリア代表の名DFファビオ・カンナバーロが、今季限りでの辞任を発表した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」はその辞任を伝えるとともに、今後の動向としてかつて指揮を執った広州恒大への復帰もあると報じている。
カンナバーロ監督は今シーズン、就任2年目の天津で、優勝した広州恒大、2位の上海上港に続く勝ち点54の3位で、来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ出場権を確保した。ただクラブ側の声明によると、現地時間6日に「ファビオ・カンナバーロから辞任したいとの申し出があり、両者合意のもとによって天津は来シーズン監督としての契約を継続しない旨となった」と今季限りでの退任を発表した。
天津は次期指揮官に、フィオレンティーナやQPRなどで監督経験のあるパウロ・ソウザ氏を招聘する方向で決まっているようだが、注目すべきはカンナバーロ氏の今後の去就だ。フリーの身になったことによってヨーロッパへの復帰も選択肢となるが、同局はかつて7カ月で解任の憂き目に遭った古巣、広州恒大に帰還する可能性を指摘している。
スコラーリ氏が今季限りで退任することがすでに決まっていることもあり、同局は「中国リーグで7度のチャンピオンに輝いた広州への復帰の道が開かれた」と記している。広州は今季のACLでFWフッキ、MFオスカルら上海上港との中国勢対決に敗れてアジア制覇を逃すなど、過渡期にある。そのクラブを再びアジア最強に導くのか否か。カンナバーロ氏には決断の時が迫っている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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