“古都のネイマール”が欧州トップリーグ初得点 華麗な個人技に称賛「ソロから完璧なシュート」

2部リーフェリンクからレンタル中の奥川が得意のドリブル突破からリーグ戦初ゴール

 オーストリア1部リーグのSVマッテルスブルクでプレーするMF奥川雅也が、現地時間5日に行われた第14節の敵地ウィーン戦でリーグ戦初ゴールを決め、3-1の勝利に貢献。得意のドリブル突破から生まれたゴールは現地メディアでも「ソロからの完璧なシュート」と報じられている。

 ベンチスタートだった奥川は、1-1で迎えた後半31分にMFマルクス・ピンクとの交代でピッチに登場。ゴールが生まれたのはそのわずか3分後だった。

 右サイドで前方へのフィードに反応した奥川は、相手よりも一歩早く足を出してボールをキープすると、対峙するDFをシザースフェイントで翻弄。背後からカバーに戻ったもう一人のDFのプレスもかわすと、右斜め45度の位置から左足でゴールネットを揺らした。21歳のアタッカーは喜びを爆発させてベンチに駆け寄ると、チームメイトにもみくちゃにされながら祝福された。

 今季、オーストリア2部FCリーフェリンクから1年間の期限付き移籍で加入している奥川は、10月24日の国内カップ戦で移籍後初得点を決めていた。自身初参戦のトップリーグ戦では5試合目での初ゴール、そして同時に敵地での勝点3につながる決勝ゴールという価値ある一撃となった。

 ドイツのスポーツ専門メディア「Spox.com」は、「日本人のオクガワは76分にピンクに代わって出場。右サイドでパスを受けると、ソロから完璧なシュート」と華麗な個人技をレポートした。京都サンガF.C.時代に「古都のネイマール」の愛称で親しまれた奥川の持ち味が発揮されたゴールは、海外でも高い評価を受けている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

レッドブルGmbH●写真 photo by Red Bull GmbH

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング