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古巣エバートン新監督にモイーズ氏“立候補” 「私は優秀なコーチで、優秀な万能派」
11年間過ごした古巣を「愛しているんだ」
モイーズ氏はロベルト・クーマン前監督の解任で、デイビッド・アンズワース暫定監督が率いているエバートンの次期監督に“立候補”した。
「仕事の話が浮上すれば、興味を持つだろう。だが、他にも興味深い仕事はある。ビルは最高の会長の一人だ。エバートンの監督になる人間は、信じられないほどサポートしてくれる本当に最高の会長と仕事をすることになる。あそこでは11年間の思い出がある。愛しているんだ」
エバートンのビル・ケンライト会長の仕事ぶりを絶賛したモイーズ監督は、“復帰”の選択肢について二人の名将を例に挙げている。
「古巣への復帰は常に正解ではないこともあるが、ジョゼ・モウリーニョもチェルシーに復帰してリーグ優勝した。ユップ・ハインケスだってバイエルン・ミュンヘンに戻ったんだ。私は優秀なコーチで、優秀な万能派でもある。フットボールの世界では、様々な困難をくぐり抜けなければいけないんだ」
マンチェスター・ユナイテッドを率いる優勝請負人モウリーニョ監督、そしてバイエルンで2012-13シーズンにドイツのクラブ史上初の三冠を達成し、今季三度目の就任を果たしたハインケス監督に自身を重ねる口調だったモイーズ氏。心はすでにグディソン・パークに舞い戻っているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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