「ミスター・ゲーゲンプレッシング」 “トップ下”香川の守備を米メディアも高評価

4-2-3-1システムのトップ下に入り、オーバメヤンと相手CBへプレスを徹底

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、現地時間4日のバイエルン・ミュンヘン戦にトップ下で先発出場。試合は1-3で敗戦したが、ドルトムントの積極的なプレッシングを機能させる上で重要な役割をこなし、海外メディアでは「ミスター・ゲーゲンプレッシング」の称号を与えられている。

 試合は前半17分にバイエルンがオランダ代表FWアリエン・ロッベンのゴールで先制。同37分に元ドルトムントのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが巧みなバックヒールシュートで追加点を奪った。後半22分にはDFダビド・アラバのゴールで試合を決定づけた。ドルトムントは終了間際にスペイン代表DFマルク・バルトラが1点を返したが、大勢に影響はなくバイエルンが勝点3を手にした。

 ドルトムントのペーター・ボス監督は、王者相手にこれまでから戦い方を変えて臨んだ。お馴染みの4-3-3ではなく、4-2-3-1システムを採用し、相手のポゼッション時にはトップ下の香川とワントップのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの二人で相手CBへプレスを徹底した。

 ドイツメディアでも香川の守備での貢献が高い評価を受けていたが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」で公開された番記者による選手採点でもそれは同様だった。

 

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