悲運の川崎、“シルバーコレクター”の汚名返上ならず ルヴァン杯決勝「4度目の敗戦」
国内三大タイトル全てで準優勝のみ経験
J2降格を経てチームを立て直した川崎は、06年にはリーグ戦でも上位を争い最終順位は「2位」。翌年には二度目のナビスコカップ決勝に進出するも、ガンバ大阪に0-1で敗れて準優勝となった。翌08年から2年連続でリーグ戦「2位」、さらに09年はナビスコカップ決勝でもFC東京に0-2で敗れて3度目の準優勝と、あと一歩のところで優勝に手が届かない。
記憶に新しい昨季は年間勝ち点「2位」でチャンピオンシップに進出するも、準決勝で鹿島に0-1で敗れて最終結果は3位。さらに、その雪辱を期した天皇杯でも決勝で鹿島に1-2と延長戦の末に敗れて準優勝と、国内三大タイトルの全てで準優勝のみを経験するという、史上初の“シルバーコレクター”ぶりを発揮している。
その悪しき流れは、今回のルヴァンカップ決勝でも断ち切ることができなかった。今季の天皇杯はベスト8で敗れており、残すはJ1リーグ戦のタイトルのみ。残り3試合を残し、首位鹿島アントラーズと勝ち点4差の「2位」につけているが、最終節で“シルバーコレクター”の汚名を返上できるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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