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なぜ香川の同僚オーバメヤンは得点を量産できるのか ブンデス公式が得点王を動画分析
巧みな動き出し「まばたきをすれば見失う」
第二のサンプルは、開幕戦の敵地ヴォルスルブルク戦(3-0)だ。こちらもケルン戦同様、相手DFの視界から消える動きが評価されている。ドルトムントが右サイドを崩すなか、オーバメヤンは相手DFにマークされていた。しかし、相手がボールを見た瞬間にダッシュして相手を惑わせると、一瞬で視界から消えてワンタッチでゴールを陥れた。この巧みな動きは「シンプルだが天才だ」と称えられている。
続くサンプルは、2015-16シーズンの10月敵地バイエルン戦(1-5)。香川も先発した一戦は完敗したものの、唯一輝きを放ったのがオーバメヤンだった。後方から中央の味方にボールが入った瞬間、オーバメヤンはわざと左サイドへ開きつつ、相手DFの死角に入り込む。その間、攻撃が右サイドへ展開されると、オーバメヤンはスピードを活かしてファーサイドに走り込み、ワンタッチでゴールを決めた。マークしていたスペイン代表MFハビ・マルチネスは翻弄されており、動画では「まばたきをすれが彼を見失う」と評されている。
世界屈指のスピードを持つオーバメヤンだが、ゴール量産の秘密は動き出しの巧みさにあると言えそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images