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メッシの“男気”が話題 侮辱的な報道の賠償金800万円を「国境なき医師団」に全額寄付
ブラジルW杯決勝のタイミングでスペイン紙に掲載 禁止薬物の使用報道の裁判で勝利
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今季、リーグ戦10試合で12得点と例年以上のハイペースでゴールを量産している。ピッチ外では数々の慈善活動に積極的なことでも知られているが、自らに対する侮辱的な報道によって得た約800万円の賠償金を全額「国境なき医師団」に寄付したと英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。
メッシに対する心ない報道がなされたのは、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝のドイツ戦のタイミングで、スペイン紙「La Razon」に掲載されたコラム。裏取りもせず、メッシが禁止薬物である「ナンドロロン」を使用したと言及したのだ。
これに対してメッシ側は事実無根だとして告訴。裁判の結果、メッシ側の訴えが認められ、同紙は賠償金として7万2783ユーロ(約800万円)を支払うことが決まった。言われない中傷を解決したメッシだが、判決が下った後の行動も迅速だった。同紙によると現地時間2日、医療・人道援助活動を行う民間非営利の国際団体「国境なき医師団」に対して、今回の賠償金を全額寄付したことが確認されたという。
メッシはこれまでもアフガニスタン難民であるファンの男の子に、自身のサイン入りユニフォームを送るなど積極的に慈善活動に参加。今回の件は、自らの名誉を守るだけにとどまらない器の大きさを再び見せる結果となった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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