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知将ベンゲル、背後から予想外の“股抜き被害”に驚きも威厳の対応「お見事!」
パス回しの最中にニールズが蹴ったボールが偶然にも指揮官の股を抜く
サッカーのウォーミングアップの定番メニューである“鳥かご”(鬼役を設けたパス回し)で、選手が鬼役の股を抜くパスを通すシーンは時折見受けられる。しかし、監督が股を抜かれるとなれば一気に希少度は増す。数々のタイトルを獲得してきた名将となればなおさらだ。アーセナルが公式ツイッターでとある動画を投稿し、ファンから「だからアーセナルが好きなんだ」「たまらない」と話題を呼んでいる。
アーセナルが2日に公式ツイッターで公開した映像は、リラックスしたムードで選手たちがリフティングでボール回しを行うところからスタート。一人、二人とつなぎ、3人目のU-21イングランド代表MFエインシュリー・メイトランド=ニールズがダイレクトで蹴ったが、ボールは隣の選手の腰に当たってコロコロと後方へ。すると、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットと立ち話をしていたアーセン・ベンゲル監督の肩幅よりも狭い股下を綺麗にすり抜けていった。
突然、股の下から目の前に現れたボールと、「オーー」という歓声にやや驚いたようなリアクションが見られたベンゲル監督はすぐに振り向き、「お見事! お見事!」とクールに言葉をかけた。偶然の産物と言える股抜きには、ファンから「そのスポットを狙うとは…」「相手に弱点(背中)を見せてはダメだ」と声が寄せられたが、一方で20歳の若手有望株を褒めて伸ばす名将の“粋な言葉掛け”を「ベンゲルの反応がたまらない」「だからアーセナルが好きなんだ」と称えるコメントも多く見受けられた。
英紙「デイリー・ミラー」は、「エインシュリー・メイトランド=ニールズはトレーニングでアーセン・ベンゲルからお墨付きをもらった」と二人が握手している写真とともに報じている。今季はまだリーグ戦での出場がないニールズだが、今後ポジション争いに食い込んでくるかにも注目だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images