酒井宏の同僚DF、EL史上初の試合前退場に反響「悪名高い“カンフーキック”を思い出させた」

エブラが試合前にマルセイユサポーターにキックを見舞う“暴挙”でレッドカード

 欧州サッカークラブによる第2のカップ戦、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の舞台で信じられない光景が繰り広げられた。日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユの元フランス代表DFパトリス・エブラが、2日のギマラエス(ポルトガル)戦前に敵地に駆け付けたサポーターにハイキックを見舞って一発退場。英公共放送「BBC」は「エリック・カントナのあの悪名高い“カンフーキック”の思い出させた」と報じている。

 試合前に一人選手を失う“珍事”が発生した。

 熱狂的なマルセイユサポーターが陣取るゴール裏前で、選手とサポーターが一触即発の事態に発展。一人のサポーターがエブラを挑発すると、36歳のフランス人DFは激昂してその人物の顔付近に左足でハイキックを見舞った。チームメイトやスタッフが間に入って引き離されたものの、フェンスを乗り越えてグラウンドに降りてきたサポーターを小突くシーンも映像には収められており、主審は試合前にもかかわらずレッドカードで一発退場を命じた。ELの歴史においても、試合前の一発退場は史上初の出来事だという。

 想定外の事態に動揺したのか、マルセイユは0-1でギマラエスに敗戦。英公共放送「BBC」は「パトリス・エブラがビトリア・ギマラエスに敗れたヨーロッパリーグ戦前に自分のチームのサポーターにキックを見舞い、退場となった」と見出しを打って大きく取り上げた。

 

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