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パスを出そうと“ズッコケ”たGK あわや失点危機も「巧みな魔法」で回避した動画が話題
ブンデス2部デュイスブルクの守護神フレッケンが見せた“華麗なスピン”
1992年のルール改正によって、GKが味方選手からの足でのバックパスをキャッチできなくなって以来、ゴールを守る彼らにも足下の高い技術が要求されるようになった。さらに現代サッカーでは各チームとも、前線から相手ボールに対して積極的にプレッシャーをかけにいくため、ビルドアップに参加するGKがバックパスを足下で受け、猛然と距離を詰めてくる相手FWと1対1の局面を迎えることも少なくない。
サポーターにとっても、その瞬間はハラハラさせられるシーンとなるが、ドイツのブンデスリーガ2部でGKが自ら足を滑らせて危機的状況を迎えながらも、華麗な足技で相手FWを翻弄してパスをつなぎ、話題となっている。
そのシーンが生まれたのは、10月29日に行われたブンデスリーガ2部第11節のデュイスブルク対ウニオン・ベルリン戦。1-1のドローに終わったこの試合、ホームのデュイスブルクのGKマーク・フレッケンは、味方からのバックパスをペナルティーエリア内の右サイドで受け、足裏でボールを押し出すようにしてトラップ。すぐにルックアップし、味方にパスを出すはずだった。
しかし視線を上げた瞬間、予想を上回るスピードでウニオン・ベルリンのFWスティーブン・スクルツィブスキが近づいてきたのだろう。慌てたフレッケンは、そこであろうことか一度“ズッコケ”てしまう。願ってもないチャンスとばかりに、一気に襲いかかるスクルツィブスキ――。