ACL決勝を控え、浦和5人は欧州遠征“限定起用”も!? ハリル監督がクラブとの協議明言
ベルギー戦で浦和陣を起用しない可能性も
そのうえで、クラブチームの監督を務めていた経験もあるハリル監督は「私もクラブの監督経験がある。クラブではA代表に行くなと考えたこともある。だが、今はA代表の監督だ。ディスカッションの仕方も変わった。私の家はA代表であり、JFA(日本サッカー協会)にサラリーをもらっている」と、立場の違いについて言及している。
一つ考えられるのは、浦和の選手たちは14日のベルギー代表戦では起用しない、あるいは途中出場の短い時間に限定することだ。フィジカル能力が強く、劣勢が予想される強豪との戦いを長い時間こなした後、日本の夏に近いほどの気温があるサウジアラビア入りしてビッグゲームを戦うのは負担が大きい。
先日、DF酒井宏樹が所属するマルセイユのルディ・ガルシア監督がロシア・ワールドカップ(W杯)アジア予選突破決定後のゲームに酒井をフル出場させたことに不満を爆発させたが、浦和からすれば今回のベルギー戦は同様に出場時間のリクエストをしたくなるのは自然なことだろう。
もう一歩踏み込む場合を想定すれば、浦和はサウジアラビア入りする前に直前合宿を隣国UAEのドバイで行うプランが浮上しているため、浦和の5選手を10日のブラジル戦後、クラブのUAE入りのタイミングで代表から離脱させてしまうという可能性もゼロとは言えない。