ACL決勝を控え、浦和5人は欧州遠征“限定起用”も!? ハリル監督がクラブとの協議明言
11月10日ブラジル戦、同14日ベルギー戦 18日にサウジアラビアでACL決勝初戦
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、31日に行った11月の欧州遠征に向けた日本代表メンバー発表会見において、浦和レッズから5人の選手を招集したことについてクラブ側との協議が存在することを明かした。
この日の発表で、浦和からはGK西川周作、DF槙野智章、MF遠藤航、MF長澤和輝、FW興梠慎三の5選手がメンバー入り。通常の状況であれば何の問題もないが、今回に関しては浦和がAFCチャンピオンズリーグの決勝まで進出していることが議論の対象になった。
アル・ヒラルとの決勝を控える浦和の日程は、11月18日に敵地サウジアラビアで第1戦を行うというもの。一方で、日本代表の親善試合はフランスを会場に11月10日にブラジル代表、ベルギーに移動して14日にベルギー代表と戦う予定だ。14日まで選手が拘束されるとなると、中3日の日程での決勝となり、チームでの連係確認に懸念が残る。
ハリル監督は「浦和ともすでに話をしている。詳細な答えはここでは控えさせてもらう」としたうえで、「日本のことを考えれば浦和のファイナルはとても大切であり、みんな誇りに思っている。浦和だけでなく、背後に日本が隠れている。もちろん浦和の選手も呼ぶが、今回は移動距離もそこまで激しくない。そこは理解してほしい。それ以外のこともあるが、ディスカッションの詳細は踏み込まない。ただ、頭では浦和のことに配慮しているし、いろいろなことも考えている。申し訳ないが、それ以上は言えない」と、協議があることを明かしている。