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レアル空中分解の危機、司令塔と不動のSBが口論で一触即発 現地紙指摘「団結力欠いた」
昇格組のジローナに逆転負け、ピッチ場で険悪なムード イスコやC・ロナウドも不満露わ
レアル・マドリードは敵地ジローナ戦でよもやの1-2負けを喫した。2008年のアラベス戦以来となる2部から昇格1年目の格下に不覚を取った白い巨人だが、ピッチ上では司令塔と不動のサイドバックが口論を展開するなど、仲間割れの様相を呈していたという。スペイン地元テレビ局「デポルテス・クアトロ」が報じた。
MFイスコが先制点を沈めながらも、後半に相手の猛攻を受けて逆転負けを喫したレアル。敵地モンティリビのフィールドでは険悪なムードが漂っていたようだ。後半21分に途中交代を命じられたブラジル代表DFマルセロがクロアチア代表MFルカ・モドリッチに向かって、こう怒鳴りつけていたという。
「お前はオレがヘマをしたって言ってるけどな。お前こそどうなんだよ!」
モドリッチの批判に対して反撃したマルセロ。二人は一触即発の緊張感を醸していたと伝えられている。
また、スペイン紙「AS」でも華麗な司令塔と世界屈指の左サイドバックと評価される実力者同士の衝突をレポート。さらにはイスコが試合中にFWカリム・ベンゼマに対するフラストレーションをぶちまけるジェスチャーを見せ、エースのクリスティアーノ・ロナウドがセットプレーの場面で、クロスに交錯する格好となったセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランのセンターバックコンビに不満を露わにするなど、スーパースター軍団の和は乱れていたとしている。
記事では「レアル・マドリードはピッチ内外の団結力を欠いた」と指摘。UEFAチャンピオンズリーグで前人未到の3連覇に挑むレアルだが、リーガでは早くも首位バルセロナに勝ち点差8もつけられる苦境を迎えている。空中分解の危機に陥っているチームは調和を取り戻し、軌道修正できるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images