なぜ岡崎は新体制初陣で先発外だったのか レスター新監督が明かしたその理由とは?
ピュエル新監督の初陣となったエバートン戦、岡崎の起用法に現地メディアも「驚き」
レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司はクロード・ピュエル新監督の初陣となった現地時間29日のエバートン戦で2試合ぶりにスタメンから外れた。その起用法は現地メディアでも「驚き」と報じられたが、フランス人指揮官は「先週(スウォンジー戦)オカザキが得点したのは知っていた」と話したうえで、ベンチスタートとした理由を明かしている。英地元紙「レスター・マーキュリー」が報じた。
レスターはマイケル・アップルトン暫定監督が指揮を執った21日に敵地スウォンジー戦で岡崎の決勝ゴールにより2-1と勝利。実に7試合ぶりとなる白星を手にしていた。その後、ピュエル監督の招聘が決まり、初陣となったエバートン戦の選手起用に注目が集まった。
指揮官が変更を加えたのは前線の2選手で、岡崎とMFマーク・オルブライトンというプレミアリーグ優勝時からの主力二人を外す意外な選手起用を見せた。「もちろんスターティング・ラインナップを決めるのは難しい」と語ったうえで、フランス人監督が采配の意図を明かしている。
「我々はフィーリングやチームのバランスという点でいくつかトライした。私は岡崎が先週得点したのを知っていた。オルブライトンが先発で良いプレーをしたことも知っていたが、チーム全体、そして他の選手たちのことを見ることが重要だった。選手たちの態度を見ることは興味深いものだった。なぜなら、彼らは良いスピリットを持っているし、振る舞いも良い。フラストレーションを持つことなくハードワークをしている。これは将来を見据えて、スカッドのためにとても大切なことだった」
ピュエル監督は新チームの全体像を把握するためには苦渋の決断で岡崎とオルブライトンを外したと明かしている。新体制初戦で終盤15分間プレーした岡崎のプレーは、指揮官の目にどのように映ったのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images