J1ラスト3節、優勝争いの鍵は脱落の浦和!? DF槙野「どこかに感謝されないように…」

首位の鹿島、2位の川崎と唯一対戦を残している浦和

 J1優勝争いのキャスティングボードを握るのは、昨季にわずかのところで優勝を逃したクラブになりそうだ。浦和レッズの日本代表DF槙野智章は「変に、どこかに感謝されないように」と、その日程を意識している。

 現在首位の鹿島アントラーズは勝ち点67、2位の川崎フロンターレは同63を持っている。すでに優勝はこの2チームに絞られて、リーグ戦残り3試合となっているが、唯一この両チームとの対戦を残しているのが浦和だ。

 浦和は今季、シーズン途中でミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除して堀孝史コーチを監督に昇格させて戦っている。リーグでは7位と苦しい状況にあり、昨季に年間勝ち点1位を取ったチームは早々に優勝争いから脱落した。しかし、ここにきて浦和が優勝争いのカギを握っている。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に浦和が進出していることもまた、状況の複雑さに拍車をかけている。

 浦和はACLの決勝の第1戦を11月18日に敵地サウジアラビア、第2戦を25日にホーム・埼玉スタジアムで戦う。しかし、この両日はともにJ1の開催日であり、本来であればその日程で浦和と対戦するはずだった鹿島と川崎の両者は、浦和に付き合う形で日程変更を余儀なくされているのだ。

 

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