ACミランのFWジェレミー・メネズは21日、本拠地カリアリ戦で2得点1アシストと大活躍し、3-1の勝利の立役者となった。だが、この日、ゴール後のパフォーマンスでは、メディアに対して怒りをあらわにした。 前半21分、MFアンドレア・ポーリがドリブルでゴール前までボールを持ち出し、ペナルティーボックスで待つメネズへとパス。メネズは軽やかに2タッチを入れた後、右足をふり抜いた。強烈なカーブのかかったシュートはゴール右隅に突き刺さった。 ゴールを見届けたメネズはスーパーゴールにもぶぜんとした表情で歩きながら右手人さし指で耳を指し示し た。 「あのジェスチャーはファンに向けてではない。メディアに対してだ。彼らは私のことを何も知らないくせに、いろいろ語っている。気に入らないね」 試合後、衛星放送「スカイ・イタリア」でメネズはそう怒りを示した。この後、PKを成功させたメネズは2得点の活躍で今季15得点目を記録。うちPKで8点を稼いでいるが、ユベントスFWカルロス・テベス、インテルFWマウロ・イカルディと並んで得点ランク首位に立った。 「個人的には前節フィオレンティーナ戦は本当に残念だったし、敗北にふさわしいとはいえない内容だった。今日は同じようなパフォーマンスを見せたかったし、ついに勝てた。お互いをカバーしあっていたし、こういうプレーを続けることができれば、偉大なことを成し遂 げられると思う。あと10試合ある。2、3試合連勝すれば状況は一変する」 メネズはミランの逆襲を誓った。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images