白熱のJ1「ラスト4」 “2差”で優勝を争う鹿島と川崎はアウェー戦 18位新潟は今節にも降格決定
新潟は勝利し甲府の敗戦を願うしかない状況
一方、残留争いに目を向けると、14位の清水エスパルス(同30)から17位の大宮アルディージャ(同24)までの争いが熾烈になっている。
最下位のアルビレックス新潟(同16)は、15位ヴァンフォーレ甲府(同28)との差が残り4試合で12ポイント差だ。すでに最高でも勝ち点で並んで得失点差で逆転するという可能性しかないため、今節では新潟の勝利と甲府の敗戦の組み合わせにならない限り、新潟の降格が決まる。その新潟は、わずかな望みをかけてホームでサガン鳥栖(同44)と対戦し、甲府はホームでヴィッセル神戸(同41)を迎え撃つ。
17位の大宮アルディージャ(同24)も、降格圏脱出には勝ち点4差をひっくり返す必要があり、残り試合があるうちに勝利を得て、その差を詰めておきたいところだが、今節は水曜日の天皇杯に続いて敵地で来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を争っている4位セレッソ大阪(同54)と対戦する厳しい日程だ。3試合連続の引き分けと粘り強さを見せている大宮だが、なんとか勝ち切る試合をしたいところだ。
16位サンフレッチェ広島(同27)は、浦和レッズ(同46)とホームで対戦。浦和には元広島の選手も多く在籍し、彼らには複雑な心境で迎えるゲームになりそうだ。前回対戦は4-3で浦和の勝利と点の取り合いになったが、広島は撃ち合いに持ち込まれるとリーグ最多63得点の浦和とでは分が悪い。1点を争うゲームに持ち込んだ方が勝機は見えそうだ。
直近5試合で勝利がなく、残留争いに本格的に巻き込まれようとしている清水は敵地でFC東京(同38)と対戦。4試合勝利がないFC東京を相手に勝ち点を伸ばすことで、降格圏のチームとの勝ち点差をキープしたいところだ。