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フランス1部で“悪童”と“闘牛士”がガンの飛ばし合い 犬猿の仲が話題「プラスとマイナスだ」
バロテッリとカバーニが試合中に顔を近づけ、言葉をぶつけ合う一触即発の場面が発生
サッカーはチームスポーツゆえ、いかにコンビネーションを築くかが重要だ。対戦相手にも敬意を払って対峙するものだが、なかにはどうにも合わない“天敵”も存在する。パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニと、ニースのイタリア代表FWマリオ・バロテッリは、その代表格と言える一組だろう。スペイン紙「マルカ」は、両者を「プラスとマイナス」と評している。
一触即発の場面が起こったのは、フランス1部リーグ第11節のPSG対ニース戦。カバーニのゴールでPSGが1-0とリードして迎えた前半16分だった。
カバーニは何やら大声を発し、バロテッリの元へ。顔を近づけ、ガンを飛ばし合いながら言葉をぶつけ合った。ニースのフランス人MFピエール・レース=メルーがすっと間に入り、バロテッリはその場を立ち去りかけたが、その後、足を止めてカバーニの方をにらみつける様子が、衛星放送「ビーイン・スポーツ」の映像に収められ、公式ツイッターで公開されている。結果的に二人に対して警告などは出されずゲームが続けられ、試合はPSGが3-0で快勝した。
バロテッリはサッカー界きっての“悪童”として知られ、“闘牛士”の異名を取るカバーニもチームメイトのブラジル代表FWネイマールとFKやPKのキッカーを巡って口論するなど気の短い一面を持つ。両者は昨季にも、両チームの選手やスタッフが入り乱れるほどの睨み合いを展開しており、2011年11月に行われたイタリア対ウグルアイの親善試合では口論を起こすなど、クラブ、代表の両シーンで火花を散らしている。
そんな二人をスペイン紙「マルカ」は、「カバーニとバロテッリがPSGで衝突。事件はなかったが、顔に近づける二人の間に緊張が走った」と取り上げ、決して交わることがない様を「プラスとマイナスだ」と描写している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images