ベッカム氏、批判を浴びるベイルを擁護 「世界最高選手の1人」

ベッカム氏「最高の個性を持っている」

 現役時代レアル・マドリードなどで活躍した元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏が今季レアルでさまざまな批判を浴びているウェールズ代表FWギャレス・ベイルを擁護し、さらなる進化を断言している。スペイン地元紙「AS」が報じている。
「ギャレスは去年、完璧なシーズンを送った。重要なゴールを数々決めた。彼はレアル・マドリードにフットボール史上最高額の移籍金で加入したので、それだけ期待されてしまう。ギャレスは世界最高選手の1人で、他の偉大な選手と同僚でもある。クリスティアーノ(ロナウド)、セルヒオ(ラモス)、イケル(カシジャス)や他の選手とプレーすることで、彼は成長できる」
 ベッカムは自身同様にプレミアリーグからスペインに渡ったウインガーを高く評価しているが、同選手は守備面での貢献度が低く、決定機でフリーの味方選手にパスを出さないことなどからメディアやサポーターから批判を浴びている。
 そんなベイルは前節レバンテ戦で2ゴールを決めた後、両耳をふさぐパフォーマンスを見せ、コーナーフラッグを蹴り飛ばすなどして、バッシングに対する怒りを表明していた。
「去年は完璧なシーズンだった。今季はいいプレーをしているが、サッカーの世界では流れが悪ければ、どうにもうまくいかない瞬間というものはある。彼は今季すでに素晴らしいゴールを決めているし、最高の個性を持っている。個人的にも最高の選手の1人だね」
 ベッカム氏は批判にさらされている後輩を全面的に擁護していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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