クラブW杯が4年に一度のビッグトーナメントに? FIFA会長が開催方式の変更を示唆
インファンティーノ会長が一案示す 「コンフェデ杯のある場所にクラブW杯を置く」
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、現在12月に開催されているクラブワールドカップ(クラブW杯)を、ワールドカップ(W杯)のプレ大会として開催されているコンフェデレーションズカップを開催している時期にスライドする計画を示唆した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
インファンティーノ会長はU-17W杯が開催されているインドで報道陣の取材に応じ、その計画をこう語った。
「クラブW杯は素晴らしい大会だと考えているが、現在は大きなインパクトを世界に与えることができていない。FIFAが組織する大会は、特別なものでなくてはならない。そうでなければやらない方が良いが、クラブW杯は各大陸連盟やクラブを助けるものになると考えている。一つのオプションとして考えているのは、コンフェデレーションズカップがある場所にクラブW杯を置くことだ」
現在、コンフェデレーションズカップは4年に一度、W杯の前年にその開催地でのプレ大会として開催されているが、廃止も含めて議論されている。一方のクラブW杯は毎年12月に開催されているが、特に欧州のクラブにとってはシーズン途中にアジア遠征が入ることによる負担から、軽視される向きが少なからずある。そのため、大会の再編という形でクラブW杯の価値を上げつつ、開催時期をスライドする計画のようだ。
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