イスラム国がメッシの“加工ポスター”でテロ予告!? アルゼンチン大使が安全宣言に奔走

ISの行動に対し、アルゼンチン大使は「最も安全なW杯であることを保証する」と宣言

 来年6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)は出場32カ国中23カ国が決定するなど、徐々に本番ムードが高まりつつある。世界中のサッカーファンが楽しみにする祭典を前に、イスラム国(IS)がテロを予告、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを標的にするかのようなプロパガンダを発表した。これを受けて、在ロシアのアルゼンチン大使がメッシへのサポート、安全性をアピールする事態となっている。

 ISは今月、首都と呼んでいたシリア北部のラッカが陥落するなど、勢力が縮小しているとも伝えられる。しかし、W杯開催地のロシアに向けて爆弾を仕掛けようと高みから偵察したり、監獄に入ったメッシが左目から血を流すポスターをオンライン上で発表するなど、テロを予告するかのような発信を行なった。

 これに対して反応したのは、アルゼンチン大使のリカルド・ラゴリオ氏だ。アルゼンチンのテレビ局「TyC Sports」のインタビューに答えた同氏は、「我々は安心してW杯開幕を待つことができる。ISの目的は人々を怖がらせることだが、アルゼンチンの人々は恐れることなくW杯に来てほしい。ロシア政府は最も安全なW杯であることを保証する」と安全性を確約した。

また国民的英雄であるメッシに対しても、このように心遣いを見せた。

 

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