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アルコール依存症、薬物、破産… 「引退後に転落した13人」を英メディアが紹介
イタリアW杯決勝でゴールを決めた英雄も…
欧州サッカーを“ボーダーレス化”したと言われる男も、階段を踏み外している。ジャン=マルク・ボスマンは、1995年に下ったいわゆる“ボスマン判決”の異議を申し立てた当事者であり、EU内移籍に風穴を開けた人物として知られる。しかしプロキャリアを平凡な形で終えたボスマンは、引退後の事業が不調に終わり、2013年には当時付き合っていたガールフレンドに暴行し、懲役1年の実刑判決が下っている。
イングランドで愛された世界的ゲームメーカー、ポール・ガスコインも引退後は非常に苦しんでいる。現役時代から奔放な行動が目立ったが、スパイクを脱いでからはコカイン使用、アルコール依存症と心身ともにダメージを負った。自宅には警察官や救急車が、たびたび駆けつける事態が続いている。
現在マンチェスター・シティに所属するレロイ・サネは、サッカー界の将来を担う一人であるが、父親のスレイマン・サネはブンデスリーガ2部得点王に輝いた実績を持つ。しかし引退後の投資失敗により、多額の借金を抱えているのだという。
1990年のイタリア・ワールドカップ決勝、西ドイツを優勝に導くゴールをPKで決めたDFアンドレアス・ブレーメも、金銭トラブルで栄光から地獄へと落ちた。その負債額の大きさによって家を失うことになり、皇帝ことフランツ・ベッケンバウアー氏に援助を求めるほどだったという。