アルコール依存症、薬物、破産… 「引退後に転落した13人」を英メディアが紹介

ガリンシャ、ベストなど一時代を築いた名手も名を連ねる

 スタジアムで、あるいはTV中継を通じて多くの人々の期待を受けて躍動するフットボーラー。その快感は何物にも代え難いが、引退後の“セカンドキャリア”で現役時代では考えられない状況に陥る人物は多い。英サッカー専門サイト「90min」スペイン語版では、「引退後に転落した13人の選手」を紹介している。

 1人目として選ばれているのはFWガリンシャ。1950~60年代の伝説的ドリブラーとして知られ、当時若手だった“サッカーの神様”ことペレと同等か、それ以上の評価を受けていたが、なんと10歳の頃から飲酒・喫煙をしていたという。現役時代からも私生活は荒れ気味だったが引退後はさらにアルコール依存症となり、1983年に49歳という短すぎる生涯を終えている。

 ガリンシャと同じ伝説的アタッカーでは、ジョージ・ベストも同じだ。現役時代は破壊的なドリブルと端正なルックスから“5人目のビートルズ”とも呼ばれた男は、1984年の引退後に飲酒運転での有罪判決を受け、2002年には肝臓移植手術を受けるなど身体はボロボロだったが、「俺は女、アルコール、車に金を使いまくったんだ!」と言い切るなど人生を謳歌し、2005年に59歳で天国へと旅立った。

 1980年代にアトレチコ・マドリード、バルセロナといったスペイン屈指の強豪でプレーしたDFフリオ・アルベルト。91年に引退後は深刻な薬物中毒に陥った。しかしその後、学校でのサッカー指導者という道を見つけ、現在は仕事を続けている。

 

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