肘打ちもお咎めなし!? スコットランドで判定巡って大騒動「これはフットボールじゃない」

カルドソの顔面にボウマンの左肘が直撃 負傷交代で試合後には鼻骨骨折も判明

 スコットランドのリーグカップ準決勝が22日に行われ、マザーウェルが名門レンジャーズを2-0で下した。しかし、相手の肘打ちを食らったレンジャーズの選手が流血して負傷交代した上、感情的になった両チームの監督が退席処分となる大荒れの展開となった。レンジャーズのポルトガル代表DFブルーノ・アウベスは試合を裁いた主審の判定に苦言を呈し、「これはフットボールじゃない」と悲痛な叫びを上げている。英公共放送「BBC」が報じた。

 問題のシーンは、後半20分過ぎにレンジャーズDFファビオ・カルドソとマザーウェルのFWライアン・ボウマンが空中戦で競り合ったシーンだ。ここでボウマンの左肘がカルドソの顔面にヒットし、カルドソは激しく流血。負傷交代を余儀なくされた。試合後には鼻骨骨折だったことが分かっている。

 この試合で、ボウマンはすでに前半7分に肘を使って警告を受けていたが、このプレーではお咎めなしに終わった。このことでレンジャーズのペドロ・カイシーニャ監督は激怒し、マザーウェルのステファン・ロビンソン監督とタッチライン際で激しく口論。両監督が退席処分となるなど大荒れ模様となった。

 ポルトガル代表として昨夏の欧州選手権優勝も経験している経験豊富なアウベスは、この試合を裁いたスティーブン・マクリーン主審の判定に苦言を呈している。

 

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