エイバル乾に“PK妥当”の声 対峙したブラジル代表MFが退場免れ、英紙「幸運だった」
後半9分にエリア内で倒されるもノーファウル判定でPK獲得ならず
エイバルの日本代表MF乾貴士は、現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節レアル・マドリード戦に先発フル出場した。敵地で0-3と敗れたなか、後半9分にはエリア内で倒されるシーンがあったが、ノーファウル判定でPK獲得はならなかった。しかし、英メディアは乾と対峙したブラジル代表MFカゼミーロを「幸運」と評するなど、“PK妥当”の声が浮上している。
2列目左サイドに入り、積極的に突破を仕掛けた乾がレアルを慌てさせたのは、2点ビハインドで迎えた後半9分だった。左サイドでボールを受けてから幅広く動き回ってシュートを放ったかと思えば、その直後にはクロスのこぼれ球に反応。エリア内でカゼミーロに倒されたかに見えたが、PKの判定は下らなかった。
英紙「デイリー・ミラー」は、この試合の前半23分に今季5度目のイエローカードを受けたカゼミーロの“カードトラブル”を紹介している。
「彼(カゼミーロ)はエリア内でタカシ・イヌイの足を引っ掛けたことで2枚目のイエローカードを突きつけられることがなくて幸運だった。罰せられることなく済んだ」
記事では、カゼミーロは乾へのプレーで退場処分を受けずに幸運だったと分析している。もしこのシーンでPKが与えられていたら、UEFAチャンピオンズリーグ二連覇中の“白い巨人”も勝利のシナリオにひずみが生まれていたかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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