浦和戦視察のハリルが「次の合宿に呼ばれてもおかしくない」と名指しで称えた選手とは?

浦和の3ゴールに絡んだMF長澤とエースFW興梠を「非常に興味深い状態」と絶賛

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、22日に行われたJ1第30節の浦和レッズ対ガンバ大阪戦を視察。試合後、浦和のMF長澤和輝とFW興梠慎三を絶賛した。

 浦和は3度に渡ってリードを奪うも、いずれも守り切れずに試合は3-3の引き分けに終わった。そのなかで、長澤は1点目と2点目に絡み、興梠は3点目を柏木のアシストから得点ランキング単独トップに立つシーズン20得点目を決めた。ハリルホジッチ監督は、浦和の3ゴールに絡んだ二人を名指しで称えている。

「ナガサワは攻守にプレーのボリュームがあった。私にとって良い発見だ。コウロキとナガサワは、非常に興味深い状態にある。次の合宿に呼ばれてもおかしくない。興梠は動きを増やせばプレーが良くなると理解している。守備にもよく参加して、選手として進化している」

 指揮官自ら、ブラジル代表とベルギー代表と対戦する11月の欧州遠征を控えるチームへの招集の可能性について言及した。とりわけ、G大阪戦でインサイドハーフとしてフル出場した長澤は、18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の上海上港(中国)戦でも、アジアサッカー連盟(AFC)公開のデータでデュエル企図数が25回と両チーム最多で、空中戦を含めて15勝10敗と強さを見せている。いかにもハリルホジッチ監督“好み”という印象が強い。

 この日対戦したG大阪のインサイドハーフは、10月シリーズで招集されたMF倉田秋とMF井手口陽介で、マッチアップする“比較材料”としても有益な試合だった。長澤はハリルホジッチ監督の発言を受け、「見てくれているのは嬉しい」としながらも「まずはチームで良いプレーをすること」と冷静に語って会場を後にした。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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