浦和とG大阪のシーソーゲームはドロー決着 土壇場でG大阪・呉屋が劇的同点弾

興梠が今季20得点目も呉屋の一撃で再び同点

 3度目のリードを奪う立役者となったのは浦和のエースだった。同28分、中盤で前を向いた柏木と阿吽の呼吸で抜け出した興梠に絶妙なスルーパスが通ると、興梠は飛び出してくる東口と入れ替わるようなシュートを決めてゴール。自身キャリア初となるシーズン20得点目で前日に並ばれていた得点王レースで再び単独首位に立ち、浦和が3-2と勝ち越した。

 このまま浦和勝利かと思われた後半アディショナルタイム、G大阪は右CKを得ると中央へ入ったボールに途中出場のFW呉屋大翔が頭から飛び込んでゴール。3度に渡るビハインドを全て追いついたG大阪が敵地で引き分けに持ち込んだ。

 一方、リーグ優勝の可能性が消滅して来季のACL出場権へわずかな望みをつないでいる状態の浦和は、得点王を争うエースのゴールこそ得たものの、勝ち点3を奪い切ることができなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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