ミラン、CL出場失敗なら主力放出へ CEOに悲壮感「プレッシャーに晒されている」

267億円の補強費を費やすも、今季リーグ戦暫定10位と苦戦

 ACミランの中国人新オーナーは今季2億ユーロ(約267億円)の補強費を費やし、実力者11人を獲得したが、今季リーグ戦暫定10位と苦しんでいる。チーム完成への道のり半ばだが、マルコ・ファッソーネCEOは来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できなかった場合、トッププレイヤーを放出する方針を明らかにした。

「(CL出場は)計画であり、義務だ。チャンピンズリーグこそが我々のプロジェクトの根幹を成すものだ。しかしながら、出場権獲得に失敗したなら、我々の計画をブロックするものではない。計画を1年先送りにする。そして、トッププレイヤーを一人か二人放出することで、CL出場失敗による収支のバランスを図ることになる」

 イタリア紙「ラ・スタンパ」でファッソーネCEOはこう語った。中国人オーナーは昨季ミランを買収したが、その際に資金が足りず、ファンドから買収資金のみならず強化資金を借りている現状だ。

 2014シーズンから遠ざかっているCL出場時のテレビ放映権収入が今季以降のクラブ収支ベースと試算しているために、出場権を獲得できなければ選手の放出で補填しなければいけない状況だという。

 

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