ドルトムントがCL敗退 クロップ監督は「相手にとって無害」と落胆
ユベントスに記録的大敗
ドルトムントは19日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のユベントスとのホーム第2戦で0-3の惨敗を喫した。
観衆7万人の声援もむなしく力負けした。開始3分に強烈なミドルシュートを決めた相手エースFWカルロス・テベスが2得点1アシストと大爆発。1-2で敗れたトリノでの初戦に続き、出番のなかった日本代表MF香川真司は完敗を見つめるしかなかった。
試合後、ユルゲン・ユロップ監督は落胆を隠せない様子だった。衛星放送「スカイ」に登場すると、指揮官は「我々は相手にとってあまりに無害な存在だった。ゴールにシュートを放てなければ、ゴ ールはできない。ボールのせいにはできないね。テベスのゴールを見る限り、ボールはしっかり飛ぶのだから」と語った。
ドルトムントの公式サイトによると、欧州最高の舞台でのホームでの3点差負けはクラブ史に残る記録的な敗戦だったという。過去には1999年大会でノルウェーの強豪ローゼンボリに0-3で敗れ、1964年大会ではマンチェスター・ユナイテッドに1-4で完敗を喫していた。
一時は降格危機に直面していたドルトムントだが、現在リーグ10位と持ち直している。来季のUEFAチャンピオンズリーグ進出圏内の4位レバークーゼンとの勝ち点差は12。よもやの大敗にショックを受けた知将は、果たして出場権をつかみ取ることができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1