今季公式戦初勝利の名古屋MF田口が手応え 「チームが一体となっていた」

主役を支えた中盤のキーマン

 J1開幕からここまでの2戦、内容も結果も伴わなかった。だが、この試合の特に後半は、自分たちの持ち味を存分に出すことができていた。
 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れていたことについて、田口は「特に意識はしていない。チームが勝つことだけに集中していた」と言い、「それに、今日はアイツの日でしょ」と1得点1アシストの永井を持ち上げた。
 永井は攻守両面に大きく貢献し、結果以上の存在感を見せて勝利の立役者となった。ただし、そうした主役の活躍を陰で支えたのは、昨季限りで現役を退いた中村直志から背番号「7」を引き継いだ男だったはずだ。
 田口は「 このサッカーができれば、リーグでもいい結果を残すことができるはず。いい雰囲気を、週末の鹿島戦に持っていき、しっかりとまた結果を残したい」と気を引き締めた。
 次戦も、結果を残した4-1-4-1で臨むのか、それとも4-2-3-1に戻すのか。いずれにせよ、堅守速攻を支える中盤の要となったこの男が、名古屋逆襲のキーマンとなるに違いない。
【了】
野口学●文 text by Manabu Noguchi
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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