今季公式戦初勝利の名古屋MF田口が手応え 「チームが一体となっていた」

狙い通りの堅守速攻とセットプレー

 名古屋グランパスは18日、ヤマザキナビスコカップ初戦でアウェーの等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦し、3-1で今季公式戦初勝利を収めた。
 名古屋MF田口泰士は、こう振り返った。
「チームが一体となって戦うことができた。後ろも前もハードワークして相手にプレッシャーを掛け続けたことで、いい守備からいい攻撃につなげることができた」
 この日、田口は4-1-4-1システムのアンカーとして先発し、献身的に中盤の守備を支えた。
 序盤は川崎Fにペースを握られ、前半12分にFW大久保嘉人に公式戦3戦連続ゴールを許してしまう 。
 だが、名古屋は、得意の堅守速攻とセットプレーで得点を重ねた。同42分、高い位置でボールを奪った名古屋は、ショートカウンターからFW永井謙佑が右足で合わせて同点。後半は立ち上がりから名古屋がペースをつかみ、同4分に田口のCKから最後はFW川又堅碁が押し込み、同43分にも永井の左サイドからのクロスにまたしても川又が左足で強烈なボレーをたたき込んだ。
 そうした攻撃も守備がコレクティブに機能していたからこそ生まれたものだったという。
「(アンカーでの出場だったので)自分の横のスペースを相手に使われるのが嫌だったが、前の4人と連係しながらスペースをつぶすことができた。また相手FWが中盤に降りてきた時にはセンターバックの2人がガツンと当たりに行ってく れ、助けてもらった。チームメートに感謝したい」

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