ナポリとの首位決戦、インテル長友がフル出場 敵地スコアレスドローもともに無敗継続
長友は左サイドバックでフル出場、ナポリは今季初のドローで連勝記録ストップ
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、現地時間21日にナポリと無敗同士の首位決戦に臨み、アウェーでの一戦を0-0で引き分けた。長友は左サイドバックでフル出場した。
前半は互いに高い位置からプレスを掛け合うゲームになった。長友が対面したナポリの右サイドはウイングプレーをするFWホセ・ガジェホンに加えてDFエルセイド・ヒサイがオーバーラップしてくる攻撃的な姿勢を見せ、前半18分にはヒサイが裏を取ってマイナスのパスにカジェホンがシュートという決定機を生み出した。
さらにナポリは同35分にMFマレク・ハムシクのピンポイントで出した浮き球のラストパスにFWロレンツォ・インシーニェがヘディングで合わせたが、GKサミル・ハンダノビッチの正面。インテルも同42分に右サイドのMFアントニオ・カンドレーバからMFイバン・ペリシッチのヘディングパスに抜け出したMFボルハ・バレロがゴール前でシュートを放ったが、GKホセ・マヌエル・レイナにはじき出され、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりに攻勢に出たインテルは同2分、パスワークからMFマティアス・ベシーノが抜け出し、GKまでかわして右サイドの角度ないところからシュートを放った。しかし、ゴールの中に戻ったDFラウル・アルビオルがクリアし、先制ゴールは生まれなかった。
試合はそのまま両者ともに決定機までは作れないまま推移。残り10分を切ってナポリMFピオトル・ジーリンスキのエリア外からの左足ボレーがゴールを強襲するシーンもあったが、そのまま試合はスコアレスドローで終わった。
これでナポリは8勝1分、インテルは7勝2分でリーグ開幕からの無敗をともに9試合に伸ばした。アウェーでの首位決戦を引き分けに持ち込んだインテルにとっては、上々の結果となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images