“冷静な男”長谷部が見せた気迫のクリアをドイツ誌が絶賛「勇敢にライン上で救出した」

2-2で迎えた後半45分、シャヒンのシュートに体を投げ出してギリギリでクリア

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠が現地時間21日のドルトムント戦(2-2)で試合終了間際にチームを救うシュートブロックを披露。ドイツメディアも「勇敢にライン上で救出した」と絶賛している。

 試合はドルトムントが前半18分にトルコ代表MFヌリ・シャヒンのゴールで先制。後半12分にはMFマクシミリアン・フィリップの左足シュートが決まって2点のリードを奪った。長谷部はいずれの場面もシュートした選手をマークしていたが、失点を防ぐことはできなかった。

 しかし、2点ビハインドを背負ったフランクフルトは守備の不安定さを露呈したドルトムントを後半に攻め立てていく。すると後半19分にはPKをFWセバスティアン・ アレが決めてその差を1点とし、さらにその4分後にMFマリウス・ヴォルフが決めて試合を振り出しに戻した。

 長谷部が存在感を示したのは試合終了間際の後半45分だ。ドルトムントの最後の猛攻を浴び、こぼれ球を拾ったシャヒンがゴール至近距離から左足でシュート。そこに立ちはだかったのが長谷部だった。体を投げ出してゴールラインギリギリのところでクリアし、絶体絶命のピンチを防いだ。

 ドイツ誌「キッカー」の試合速報ではシャヒンのシュートシーンについて「ハセベが勇敢にライン上で救出した」と日本代表キャプテンの働きを絶賛している。冷静な男が見せた気迫の守備でフランクフルトは勝点1を手にした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング