追走のリバプール 勝利を手繰り寄せた復活のキャプテン

スウォンジー戦勝利でトップ4争いに踏み留まる

「今日は彼が試合に出た際、どれほど重要な存在なのかを改めて見せつけてくれた」

 試合後、ブレンダン・ロジャース監督はクラブ公式サイトでピッチに戻ってきたキャプテンに最大限の賛辞を贈った。

 リバプールは16日、プレミアリーグ第29節でスウォンジーと対戦し、1-0の勝利を収めた。

 前日に4位マンチェスター・ユナイテッドが勝ち星を収めていた。そのため、欧州チャンピオンズリーグ出場権を争う上で、勝ち点3の獲得は至上命題となっていた。

 しかし、試合は立ち上がりから苦しい時間が続いた。前半はホームのスウォンジーに再三決定機を与え、押し込まれる展開に。後半の序盤もなかなか主導権を握れず、徐々に焦りが見え始め、浮き足立つ場面が目立った。

 そこで指揮官は、ピッチ脇で走り込む選手の1人に声を掛けた。その瞬間、リバプールの応援席は歓声に湧いた。

 着用していたウィンドブレーカーを脱ぐと、そこに記されていた背番号は「8」。スティーブン・ジェラードが帰ってきた。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング