元五輪金メダリストや“バルサの希望”候補も… 英メディア選出「新メッシになり損ねた7人」

各国で「〇〇のメッシ」と異名を取る選手は…

 若くして欧州に引き抜かれたキャリアの持ち主としては、ブラジル人の22歳ジエン・チェラも同じかもしれない。10歳にしてイタリアのジェノアと契約を結んだこともあり、ブラジルサッカーの将来を担う存在として見られていた。しかし、その後伸び悩み、21歳にしてプロフットボーラーとしてのキャリアに終止符を打った。

 また、各国で“〇〇のメッシ”との異名を取る選手も多い。ギリシャ人のギリシャ代表MFヨアンニス・フェトファツィディスは国内屈指の名門オリンピアコスでデビューし、「ギリシャのメッシ」として注目された。しかし、セリエAのジェノア移籍後は鳴かず飛ばずで、現在はサウジアラビアのアル・アハリに所属している。

 2014年のブラジル・ワールドカップ決勝でアルゼンチンを下して世界王者となったドイツにも、“メッシになり損ねた男”はいる。それは元ドイツ代表MFマルコ・マリンだ。ボルシアMG、ブレーメンと着実にステップアップし、2012年には勇躍チェルシーの一員となったものの、そのテクニックをチーム戦術に落とし込み切れず。各国を渡り歩き、現在はオリンピアコスでプレーをしている。

 最後に紹介されたのは「クロアチアのメッシ」ことMFアレン・ハリロヴィッチ。バルサに17歳から所属し、クラブ側もすぐにチャンスを与えた。しかし、その期待に応え切ハンブルガーSVへと移り、現在はラス・パルマスに期限付き移籍している。

 彼ら7人はキャリアの中で重圧に苦しんだ。今後も“メッシ”と比較される選手は出てくるかもしれないが、ある意味でメッシ以上の強いメンタルが必要とされるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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