ライプツィヒのオギュスタンがDF2枚を一瞬で抜き去る“反転ドリブル”を披露

　サッカーの欧州最強クラブを決める戦い、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）の舞台で弱冠20歳の若手FWがスタジアムを沸かせる美技を見せた。大会公式インスタグラムが「規格外」と動画付きで紹介すると、ファンから「無敵」「ファンタスティック」「なんてスピードだ」と反響を呼んでいる。

　何が起こったのか、思わず映像を見直してしまうほどのプレーを見せたのは、ドイツ1部RBライプツィヒのU-21フランス代表FWジャン＝ケビン・オギュスタンだ。

　17日（日本時間18日）に行われたUEFAチャンピオンズリーグの本拠地FCポルト（ポルトガル）戦、1-0で迎えた前半14分だった。中盤から左サイドのスペースに出たスルーパスに抜け出したオギュスタンは、ポルトのブラジル代表DFフェリペとの球際の競り合いでバランスを崩し、一度は手をついて転倒した。

　しかし、すぐさま起き上がってボールに向かってダッシュ。後方と右サイドから相手DFも猛然と寄せてきた瞬間、右足裏でボールを手前に引き、くるっと反転。すかさず逆の左足裏でスペースにボールを流し、一瞬にして二人を置き去りにした。そのままゴール前まで持ち込んで放ったシュートはDFにブロックされたが、20歳の若武者が見せたテクニックにホームスタジアムは大きく沸いた。