本田圭佑と共闘した元ミランのエースFWが激白 在籍時は「クラブ史上最悪の時期」
ビジャレアルに移籍したバッカがミランについて言及「リーダーの助けが必要だった」
ACミランからスペイン1部のビジャレアルに期限付き移籍中のコロンビア代表FWカルロス・バッカが、2015年シーズンから昨季までのミランについて「クラブ史上最悪の時期」と激白している。コロンビアのラジオ局「Wラジオ・コロンビア」で語った。
バッカは2015年にセビージャからミランに加入。昨季まで背番号10を担った日本代表FW本田圭祐とともにプレーし、2シーズンで公式戦34ゴールを記録したが、中国人オーナーを迎えた“チャイナ・ミラン”では戦力外となった。
「ミランでの日々は個人レベルでは満足のいくものだった。自分の設定した目標を達成することはできた。もっと上手くできたかもしれないけれど、リーダーの助けが必要だった。俺はミラン史上最悪のチームでプレーしていたのだから」
バッカは同局の取材に対し、自身の所属していた時期は、イタリアの名門らしからぬ“暗黒時代”だったと分析している。
「31年経って、会長(シルビオ・ベルルスコーニ氏)はいろいろなことがあったので、チームを売らざるを得なかったんだ。監督と新しい幹部、そして俺らの意見は違った。だから、自分は胸を張ってミランを去った。なぜなら、チームは欧州のカップ戦に復帰したんだ。自分もその助けをしたんだよ」
今季ミランは4年ぶりにUEFAヨーロッパリーグに参戦しているが、かつてエースとして奮闘したバッカはミラノでの日々に心残りはない様子だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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