W杯PO対戦のニュージーランドとペルー 1億1000万円チャーター機で異例の同乗移動へ

11月11日にニュージーランド、15日にペルーで大陸間プレーオフを実施

 32カ国中23カ国の本大会出場権が決まったロシア・ワールドカップ(W杯)。11月の国際Aマッチウィークでは大陸間プレーオフを含めて全出場国が決定するが、オセアニアと南米のプレーオフ(PO)で対戦するニュージーランドとペルーが同じ飛行機で移動する呉越同舟になる予定だという。ブラジル紙「グローボエスポルテ」が伝えた。

 両国激突の大陸間プレーオフは、現地時間11日にニュージーランド、同15日にペルーのホームで行われる。どちらも南半球とはいえ、通常のフライトでは約20時間もの長時間移動を強いられることになる。試合日程を考えれば移動で1日の大半を費やしてから再び試合に臨む形となり、コンディション的に厳しいことが想定される。

 そこで持ち上がったのはチャーター機の折衷案だ。チャーター機を使用すれば20時間から14時間までフライト時間を短縮可能。このフライト1回で100万ドル、日本円にして約1億1000万円もの費用が掛かってしまうため、当初は第2戦をホームで戦うペルーが難色を示した。

 だが、ホームでの大事な第二戦を控えている立場とあって、背に腹は代えられぬということでペルー側も了承。大一番を前に飛行機を共有使用という異例のケースで、コストを削減するという。

 

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