J1残り5試合「今節の注目ポイント」 熾烈な優勝&残留争いの行方…新潟は降格決定も
首位鹿島と対戦の4位横浜FM、敗戦すれば優勝争いから事実上の脱落
2月末の開幕から約8カ月を戦ってきたJ1 も残り5節になった。優勝争いも数チームに絞られ、残留争いや得点王争いも結果が出るのは間近という大詰めに突入している。21日に開催されるJ1リーグ第30節の注目ポイントを整理したい。
まず第29節終了時点で上位陣は、1位鹿島アントラーズ(勝ち点64)、2位川崎フロンターレ(勝ち点59)、3位柏レイソル(勝ち点53)、4位横浜F・マリノス(勝ち点52)、5位セレッソ大阪(勝ち点51)、6位ジュビロ磐田(勝ち点50)と続く。
首位に立つ鹿島は4位横浜FMと対戦。直近5試合を4勝1敗の鹿島に対し、横浜は1勝2分2敗と失速傾向なのは否めない。中心選手であるFW齋藤学の長期離脱もあり、決してチーム状態が良いとは言えない。鹿島を勝ち点差12で追う横浜が敗れれば、数字上で優勝の可能性が残るものの、事実上の優勝争い脱落となる。
横浜の26失点は磐田と並んでリーグ最少だが、鹿島も同27で3位タイと互いに守備は堅い。鹿島と横浜は互いに7敗ずつだが、鹿島が1分なのに対して横浜が7分のため、そこでついた勝ち点差がそのまま差になっている。鹿島としては、これまで通りの勝負強さを発揮することができるかが優勝に向けてカギになる。