“ガラスの天才”が超絶ループパス、ジルーの芸術弾演出 英メディア絶賛「またも感銘的」
ELレッドスター戦、MFウィルシャーが創造性的なパスでオーバーヘッド弾をお膳立て
アーセナルは現地時間19日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)でレッドスター(セルビア)と対戦し、後半40分にフランス代表FWオリビエ・ジルーの芸術的なオーバーヘッド弾で1-0勝利を飾った。だが、この試合で主役級の働きを見せたのは“ガラスの天才”で、超絶ループパスなど才能を証明。英メディアも「またしても感銘的」と絶賛している。
ジルーは衝撃的なゴラッソを決めた。だが、演出したのはアーセナルの10番で、ガラスの天才と称されるMFジャック・ウィルシャーだった。ドリブルで相手二人を抜くと、右サイドのFWセオ・ウォルコットにスルーパス。そして、エリア内でウォルコットからのリターンパスを受けると、輝ける創造性を発揮する。左足のアウトサイドで反転しながらループパスをフリーになったウォルコットに送った。
ウォルコットがヘディングで折り返し、最後はジルーが左足でオーバーヘッド弾を決めた。決勝点を演出したウィルシャーに対し、衛星放送「スカイ・スポーツ」は「またしても感銘的」「このミッドフィルダーは決勝弾のビルドアップに深く関与した」と称賛している。
イングランド人で稀有な創造性とテクニックを誇る反面、故障の連続だった生え抜きの星ウィルシャーは、昨季ボーンマスにレンタル移籍で武者修行に出た。レギュラーで出場機会を積み、パフォーマンスを高めたが、4月に足の骨折で再び長期離脱を余儀なくされていた。
今季もリハビリで出遅れたが、チームを救う創造性は健在。ガラスの天才がチームを救う存在になれるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2