課題克服へ FC東京の指揮官が求めるゴール前での「ひらめき」

改善すべきラスト10~15m

 マッシモ・フィッカデンティ監督は17日、小平グラウンドで翌日のヤマザキナビスコカップ初戦のアルビレックス新潟戦に向け、課題の克服に取り組む姿勢を示した。FC東京は今季J1リーグ開幕から2試合続けてドローといまだ未勝利。フィッカデンティ監督は、チームに必要な要素は「ひらめき」であると語った。
 7日のリーグ開幕戦からガンバ大阪に2-2で引き分け、続く14日の横浜Fマリノス戦もスコアレスドローに終わった。
 フィッカデンティ監督は、現在のチームが抱える課題について端的に答えた。
「相手がリトリートしてきた際の崩しだね」
 それが顕著 に表れたのはホーム開幕戦となった横浜FM戦だ。自陣に堅いブロックを築く横浜FMに対し、FC東京のシュート総数はたった2本に抑えられた。
「自分たちのサッカーは完成しつつある。だが、現在最も必要としているのは、相手に引かれてスペースがない中でゴールを決めるための『ひらめき』だ」
 マッシモ監督は、浸透してきた守備的戦術で勝ち切るには、攻撃陣のアイデアが不可欠であることを訴えた。
「ラスト10~15mでの改善が必要。大事なのは判断の早さだ。東京は研究されてきている。個人の力で打開していくことが求められる」
 FC東京はナビスコ杯初戦で今季公式戦初勝利を収め、それを契機にリーグ戦での上位進出を目指す。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編 集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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