浦和の“プレス戦術”をFIFA公式サイトが高評価 「ハードなプレッシングをかけた」

第2戦で元ブラジル代表のフッキやオスカルら強力オフェンス陣を無失点に抑え込む

 浦和レッズが優勝した2007年以来となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝進出を果たした。18日のACL準決勝第2戦、上海上港(中国)との一戦で、浦和は前半11分にFWラファエル・シルバの決勝ゴールで1-0勝利を挙げ、2戦合計トータル2-1でクラブ史上二度目のACL決勝進出を決めた。FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトでは元ブラジル代表フッキ、オスカルら強力オフェンス陣を封じ込めた堀孝史監督のプレス戦術が高く評価されている。

 埼玉スタジアム2002が揺れに揺れた歓喜の一勝で、今季途中解任されたミハイロ・ペトロビッチ監督の後釜に座った日本人指揮官が称賛された。

 FIFA公式サイトでは「第1節でドローとゴールを手にした本拠地の浦和は、スコアレスドローでも決勝進出が可能だった。しかしながら、自陣に深く構えるのではなく、タカフミ・ホリのチームは序盤からハードなプレッシングをかける戦術を対戦相手に突きつけた。彼らのゲームプランで利益を手にすることになった。シルバのかすめるヘディングでリードを手にすることができた」と伝えている。

 自陣深くに最終ラインを敷くのではなく、高い位置から積極的なプレッシングをかける戦術が高く評価されている。「先制点により、波状攻撃が炸裂した」と浦和が序盤攻勢に出たことも報じている。

 これまでの浦和は攻撃的サッカーを標榜するペトロビッチ前監督の独特な可変システムをチームの基礎としていたが、ハードなプレッシングとカウンターを武器にする堀スタイルは10年ぶりのACL決勝進出で国際的な評価を手にすることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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