二人のレスターFWでは「岡崎の役割を果たせない」 監督交代でチーム再構築か
英紙がイヘアナチョとスリマニの苦悩を分析 3-4-1-2の採用を提唱
日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは、昨季途中からチームを指揮していたクレイグ・シェイクスピア監督を解任した。2015-16シーズンにプレミアリーグ初優勝を果たしたレスターは、今季リーグ18位と低迷。一方、日本代表FW岡崎慎司は16日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦で出番なしに終わった。
英メディアではナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョとアルジェリア代表FWイスラム・スリマニでは「オカザキ役は務まらない」と指摘。WBA戦はヴァーディとイヘアナチョが前線でコンビを組んだものの機能不全に終わった。2トップ間の成功したパス数は衝撃の0本。試合も1-1ドローに終わり、シェイクスピア解任劇を呼んでしまった。
英地元紙「レスター・マーキュリー」は、イヘアナチョとスリマニのヴァーディの相棒役としての適性に、厳しい目を示している。
「どちらもそれぞれキャリアでシンジ・オカザキの役割を果たすことに苦しんでいる。どちらも力を出せていない」と分析。定番の4-4-2ではなく、3-4-1-2にシステム変更すれば、二人は能力を活用できる可能性があると指摘しているが、レスター奇跡の優勝をもたらしたヴァーディと岡崎による阿吽の呼吸こそが、窮地のレスターを救う鍵になるのか。新監督人事とともに、今後のチーム再構築がどのように進められるのか注目が集まる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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