ウェストハムがモイーズ監督を招聘? キーマンはかつての戦友

批判高まるアラダイス監督の後任に抜擢か

 ウェストハムがレアル・ソシエダのデイビット・モイーズ監督の招聘に動く可能性があると英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 ウェストハムは、今季序盤で一時的にトップ4入りするなど、躍進を遂げていた。しかし今年に入ると調子を落とし、順位も10位まで転落している。

 14日のアーセナル戦では0-3の大敗を喫し、現在リーグ戦3連敗を喫している。その状況を受け、クラブはエバートンのスカウティングを務めるトニー・ヘンリー氏を引き抜く方針にあると伝えられている。

 ヘンリー氏は既にクラブの首脳陣と会合の場を設けており、批判高まるサム・アラダイス監督の後任に、かつての戦友モイーズ監督を推薦しているという。

 アラダイス監督が取り組んでいるロングボール多用のダイレクト・フットボールは、プレミアリーグ時代にモイーズ監督が掲げた哲学と通ずるものがある。そのため、ウェストハムへの適応も問題ないという見方が強い。

 現在レアル・ソシエダはリーガ・エスパニョーラで10位。順位としてはプレミアで戦うウェストハムと変わらない。しかし、2002年からエバートンで11年間指揮を執り、強豪マンチェスター・ユナイテッドでは13年から約1年間という期間だったものの、伝説サー・アレックス・ファーガソン氏の後継者に任命されていた。その経験値を買われ、再びイングランドの地に戻る可能性もあり得そうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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