伊紙、本田に「無益」「遅い」など辛辣評価 両軍最低点も
コリエレ、トゥット両紙は「5・5」も寸評は辛口
コリエレ・デロ・スポルト紙は本田に5・5点と平均的な評価を与えたが、寸評は辛辣だった。「何回か空を飛ぶようなスプリント、何回か攻撃を見せたが、1対1で敵を倒さなければならない時には、ほとんど役に立たたない。無益」と、見せ場の乏しかった背番号「10」に失望感を示している。
最高点は先制点を決めたイタリア代表MFマッティア・デストロの6・5点。最低はファン・ヒンケルとエッシェンのボランチコンビの5点。本田はメネズと同点で下から2番目の評価だった。
トゥット・スポルト紙でも5・5点。寸評で「ギアは最高の5段階で常に全力で始めるが、終わりはバック」と指摘し、前方への効果的なプレーがなかったと分析している。
最好転はパレッタの6・5点。最低点はファン・ヒンケルとエッシェンの5点。デストロとボナべントゥーラは6点。本田はメネズと同様、下から2番目の評価だった。
ミラン自体が精彩を欠く一方で、本田も出場したリーグ戦で15試合連続ノーゴール、ノーアシストと不振が続いている。現在10位で欧州カップ戦圏内の5位フィオレンティーナとの勝ち点差は10に開いた。なかなか浮上できないかつての名門と同じく、本田にも大きな逆風が吹き荒れている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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