香川のバー直撃弾も… ドルトムントがCL敵地アポエル戦1-1ドロー GS突破へ厳しい状況に
公式戦2試合ぶりに先発、見せ場作るも敵地で格下に勝てず
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、現地時間17日にUEFAチャンピオンズリーグ第3節でアポエル(キプロス)と敵地で対戦し、1-1の引き分けに終わった。香川は公式戦2試合ぶりに左インサイドハーフで先発し、フル出場。クロスバー直撃のシュートを放つなど見せ場も作ったが、ゴールは奪えなかった。
ドルトムントは引いて守る相手に得意の速攻を披露する場面は少なく、決定機をなかなか作れない。一方、アポエルは前半だけで負傷者による交代カードを2枚切るというアクシデントにも見舞われた。
優位に試合を進めていたドルトムントだが、後半14分にはDFトプラクが右足を痛めて途中交代。DFトルヤンが起用され、バルトラがセンターバックに回った。その直後の同17分、守護神GKビュルキがバックパスの処理を誤り自陣深くで相手にプレゼントボールを献上。MFエベチリオのシュートはセーブするも、こぼれ球を拾った途中出場のFWポテに押し込まれて失点した。
しかし、すぐに挽回に成功する。同22分に左サイドのショートコーナーからゲッツェ、香川、シュメルツァー、そして再びゲッツェとつなぎ、浮き球のクロスをDFソクラティスが頭で合わせて同点とした。さらに同24分にはカウンターから持ち込んだ香川がミドルシュートを放ったが、これはGKがわずかに触り、クロスバーに直撃してゴールとはならなかった。
終盤にはMFフィリップ、FWイサクと攻撃的な選手を投入し、3バックにして攻め込んだドルトムントだったが、追加点は奪えずに痛恨のドローとなった。CL3試合を終えていまだ勝利はなく(1分2敗)、トットナム(イングランド)とレアル・マドリード(スペイン)が同居するグループ勝ち抜けは厳しい状況となっている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images